モンタージュ 1〜3

モンタージュ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

モンタージュ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

三億円事件を題材にした漫画。何となくかりて、読んでみたら…続きが気になりすぎてもう。高校生の男女二人が、犯罪者として全国でニュースになりるわ、悪徳刑事は出るし、周りの大人は誰を信じたらいいのかわからない状況。
幼い頃に「お前の父親は三億円事件の犯人だ」と言われた場面から話がスタートし、形見の剣道の防具から出てきた旧500円札に、謎のメモ、軍艦島で大量の旧紙幣を見つける、島に行くためにかりたボート小屋の主人が殺される、その罪を被らされる…と、なかなかスピーディに物語は展開してゆく。
のだけど、件の三億円事件に関わる謎は何一つ解決してなくて、謎だらけ。唯一、瀕死の状態で「お前の〜」と告げた刑事を殺したのは、主人公たちに罪をかぶせようとする悪徳刑事だったことだけが判明。他はさっぱり。なので続きが気になって気になって。
3巻では事件を起こしたと思われる青年(少年だっけ?)の話が始まり、4巻に続く形になっていた。純朴な田舎少年が犯罪者への変わる過程…的な。愛する嫁が死んで豹変した場面、よくわからんかったなあ。あの行動の意味は今後明らかになるのか、ただ混乱しただけなのか。うーん。何にせよ怖い。実は狂気を内に持っていたのかね…。
3巻ラストは、主人公と幼馴染と協力者(胡散臭い)が三人で、スーツケース(金入り)を持ってどっかに行こうとしている場面。予想外に面白かった、続き気になる!