心霊探偵八雲1

心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている (角川文庫)

心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている (角川文庫)

ジャケ買いならぬ、表紙買い。ミステリ。タイトルの通り、探偵役は死者の魂を見ることができる…んだけど…せっかくの素材が…。とっても残念だったな…。話はどれもこれもパッとしない…。「死者からの伝言」は、まあまあ…かなあ…。主人公の八雲(高校生だっけ)、人となりのかためかたがイマイチばしっとしてなくて、何だかふわふわした印象に終わってしまった。
あと春香(女子高生)。口にのぼる言葉全てがうざい(笑)。とにかく八雲に対しイチャモンをつける。こういう気のきつい子よりも文学少女的なほうが良かったな(笑)。きっとこの二人くっつくんでしょ?て考えながら読んでたので、何ともねー。作者はツンデレが書きたかったのだろうか。
続々と続きが出てるけど、どうしようかなあ。素材的には、読みたいとこだけど…いかんせん内容が…。稚拙なトリックや動機でも、それを補ってあまりある何かを書いてもらえれば、楽しめる気がするのだけどなあ。
2004年10月刊行。