霧越邸殺人事件

霧越邸殺人事件 (新潮文庫)

霧越邸殺人事件 (新潮文庫)

面白かった!! 猛吹雪に遭遇、劇団員一団、次々と起こる殺人(見立て殺人)、嵌められる犯人。この舞台時立て。そして綾辻氏。最高。
で。この館の住人が素敵…惚れるわ(笑)。いいね、こういうの。少年と女医さん(withライフル)。勝手に色んな想像してしまう(笑)。色白金髪で、大人びた、病気がちの…みたいな…(笑)。
通常だと探偵役は劇団員の誰か、てことになるのだろうけど、この話はそうでないとこが意外性があってイイ。
綾辻氏ってほんと、不気味な雰囲気を書かせたらすごいよなあ。ホラーも凄まじいけど(殺人鬼は未だにトラウマ)。
動機はとんでもないね!! 怒り覚えるわ。なんつう自分勝手な…。殺された人たちが可哀相すぎる。劇団をしてるくらいだし、独特の美観があったとでもいうのか…。独りよがりすぎる。きぃぃぃぃぃ!!
1990年9月刊行。