御手洗潔のダンス

御手洗潔のダンス (講談社文庫)

御手洗潔のダンス (講談社文庫)

御手洗シリーズの中篇集(短編?)。全部で4作品。巻末には女性ファンによるグループトークも収録されてる。…このグループトーク…引いた(笑)。まじでこんなトークを繰り広げたの…? 黒歴史にならんのかしら…彼女達的に…。
中篇でも御手洗の推理は相変わらずで、読んでて面白かったし、そのたびに石岡君がわーわー言うのがまた(笑)。夫婦漫才みたいな二人だなあ。楽しそう。お茶しにいったり散歩に行ったり、ご隠居みたいな場面もあるけど、何か羨ましいなあ、そういう生活。
収録されてたのは、地上20メートルの電線の上で、空を飛ぶポーズで死んでいた男に何が起こったのか、という話に、ある女性を巡った男達の話(ざっくりとしすぎな要約…)、いきなり踊り出す老人の謎、あと近況報告の4編。好きなのは、「無踏病」かなー。踊り出す老人の話。内容は、ひたすらこの老人が可哀相なのだけど、無踏病てのが謎過ぎて、読み進めていくのが楽しかったなー。
1990年7月刊行。