探偵学園Q 1〜22

探偵学園Q(1) (講談社コミックス)

探偵学園Q(1) (講談社コミックス)

探偵学園Q(22)<完> (講談社コミックス)

探偵学園Q(22)<完> (講談社コミックス)

1巻のカバーにこの漫画のコンセプトがあったような気がする。漫画だからできるミステリ、みたいなことが書いてあったっけ(超要約…)。ようわからん、とか思ったけど、読み終わってから、分かったような…分からないような…。うーん。突拍子もない設定や場面があっても、漫画だから!!みたいな? …むしろそれで納得できるような…(笑)。
とか言いつつ、「漫画だから」という思いを若干もちながら読んだけど、面白かったっす。皆で一緒に事件解決、てのは結構好き。特別クラスの主人公達だけど、ただ一人キンタだけは、なぜあのメンバーにいられるのか謎すぎる。AとかBクラスじゃね? ああいうキャラクターを入れたかったから、なのかね。
好きなキャラは例に漏れず?、ケルベロス(中2くせえ!)。クールでいっすね。あとリュウも割と好きだが、いかんせんあの変な髪形が(笑)。キュウも、裏表がなくていいね。年相応な少年で。
殺人事件を一つ一つ解決していくも、その背後には一つの大きな組織が存在している、というおーきな一つの物語、かね。その組織「冥王星」との頭脳戦(?)は、結構あっさり終わったのでちょっと残念かなー。キュウ達が勝つのは最初からわかっていたが…もっと出し抜いてくれてもよかったのにー。
それにしても、その後のケルベロスと、金田一に出てくる高遠ってなんだかかぶるわー。犯罪コーディネーターだっけ? かぶるというか、まるっきり一緒だなあ。組織か個人か、ってくらいの違い。
私はてっきり、この漫画のラストは皆が学園を卒業して、探偵になるようなとこまでの描写があるもんだと思ってたのだけど。最終巻とその後のおまけ一冊でも、まだ在籍中で。連載は終了したけど、金田一みたく短期連載が可能な終わり方だった。果たしてそれはあるのだろうか…。
それぞれの事件模様については、ええー?てなトリックなどがあったけど、どれも面白かった。あーんまり重苦しくならなかったような気がせんでもない…のは、やっぱりキュウ達の「事件だー!!」というちょっと不謹慎な態度があったからかねー(皮肉ではない…多分)。