ダヴィンチコード

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

大学では西洋史を勉強していたくせに、登場人物がカタカナ名前の小説は苦手…だったはずなんだけど、あっという間に読めてしまった。新規開拓。
すごく面白かった。すごい、すごすぎた。
何よりも、宗教画や教会の解説が読んでて楽しすぎた。薀蓄の類に入るんだろうけど、ちっとも苦にならず。もっと読みたかったなー。それと合わせて、ルーブル美術館行きてぇぇぇぇと思った。教会巡りもしてみてぇぇぇぇぇと思った。影響されやすい質の自分である…。
内容の感想(ネタバレ)。
リー・ティーヴィングがやらかしたことに、呆然とするばかりであった。やー、学者は入っちゃいけない領域だろー、と。聖杯の場所を知りたい欲求が高まりすぎて、色んな人や団体を巻き込みまくり…恐ろしい。しかも相手はそんなこと知らないし。だからこそアリンガローサやシラスの動きにグッときてしまう。人殺しはいかんけどね…いくら信仰心があつくとも…。何か矛盾しているような気がするけど、それでもシラスは悲しい登場人物であった…グス(泣)。
ラストシーンはすごく良かった! 正直、最初は「えーこんな終わり方? はっきりしないなあ」と思ったけど、何度も同じところを読んでいくうちに、鳥肌がゾワゾワ…と。やはり私は読解力が無い…というか理解するのが遅い…_| ̄|○
しかし西洋史をやっててよかった。でなかったら、「カトリックって何だっけ、マグダラのマリアって? 巡礼? 女性をおとしめる?」とか思ってたであろう(情けないけど)。

読書に夢中になったのは久しぶりだったので、とても楽しい時間を過ごしてハッピーだったな〜。