怨み屋本舗〜5
- 作者: 栗原正尚
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/07/18
- メディア: コミック
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読んでてどんよりすることが多いけど、妙な魔力が…次々読みたくなってしまう…(笑)。
この話の怖いところは、復讐のやり方もそうだけど、それ以上に依頼人が怖い。人間が一番怖いてのを、改めて感じたような気がする。正当化するわけではないけど、お金さえあれば人の手を使って憎い相手の命を奪ったり、社会的に殺すことができるなら、罪悪感や後悔の念を持たなければ頼るのもあり…?と思ってしまった。
クールでドライな女性社長に対し、情報屋は心があるのでそこがこの漫画のちょっとした救い…かなあ。でも洗ってない髪の毛をボリボリかいて、その爪の臭いをかぐのはいただけない(笑)。
一番印象的だった話は、子どもを殺された母親が出てくる回。ラストのセリフが怖かった…衝撃的…。子を思う母の思いは強し。ということか…。