ジョジョ第四部1

新たな話に突入〜。今度は「町」を描くとのことで、3部のように襲ってくるスタンド使いだらけではないのが、4部の魅力だね〜。「くる」じゃなく「いる」を描く4部。
主人公は…何と言うサザエ頭…じゃなくて(笑)。なんとジョセフの隠し子!? いいじーさんなのに…すごいな(笑)。てことは、承太郎の叔父?! 承太郎は甥?! えぇー(笑)。28歳になった承太郎は、学者的な職にいるらしい…高校時代は不良だったのに、すごいなあ。しかし存在感は未だ圧倒的な気がする。場面にいるとすごく安心するのは何故だ…(笑)。
主人公の仗助のスタンドはクレイジー・ダイヤモンド。物を直すことのできる能力で、承太郎は「この世のどんなものよりもやさしい」スタンドと。いいねぇ…。
早速スタンド使いとのバトルが始まり、相手は凶悪な犯罪者。水の中に混じるスタンドで、水蒸気に入ることも可能。二人を追い詰める…が、じいちゃんを殺されてプッツンした(笑)仗助に倒されて終了。やがては町の名所となる「アンジェロ岩」となった…。名所にするのが面白いなあ。
続いては虹村兄弟とのバトル。弟の億安は…アホだが憎めないヤツ。空間を切り取る「ザ・ハンド」のスタンド使いで、兄は「バッド・カンバニー」(小さい兵隊が山ほど)。兄の元へ向かう前に仗助に怪我を治されて、「何も死ぬことはない。さっきはそう思っただけだ」の言葉でなんとも言えない表情をする億安がいい。兄は弟と違って冷静で、非情な印象。ポルそっくりな髪型だが…(笑)。仗助の友人の康一を「小僧」呼ばわりなのに笑った。年齢そんな違わなくね?(笑)
そんな康一君も、矢をさされてスタンド使いに! 小学生にすら見える彼のスタンドとは一体どんなものなのか。虹村兄弟とのバトルの結果は。次巻に続く…。虹村兄とのバトルが終わりを迎える…。この虹村親子のエピソードはずっしりきたわ…。兄貴…。二人とも善人ではないけど、優しいんだなあというのが伝わってぐっときた。「治す」スタンドなら…と仗助が言って、それを影で聞いてた億安が涙してる場面がいいなあ。そしてここで再びディオの名前が。後を引くなあ。でも4部でディオの名前が出たのはここだけだったっけ。
お次は、康一君の災難編(笑)。罪悪感を鍵にして、当人の体に実体化させるというスタンド使い。しかも重さまである鍵。悪知恵の働くヤツが使ったら、何気にやっかいな能力かもなー。しかしそのスタンド使いの名前…玉美て。とても二十歳くらいには見えないビジュアルなのに古風な可愛い名前(笑)。一度目は仗助のおかげで追い払うことができたが、二度目は家族に手を出され(ちょっと違うかな)、康一君がスーパーサイヤ人みたく覚醒(笑)。でもスタンドのエコーズは微妙…(アクト1:音を体にしみこませる)。まあでも、玉美は泣いて許しを請うたのでオッケなのか。康一の舎弟化したのは意外(笑)。
次は、玉美が情報を持ってきた高校生スタンド使いとのケンカ(バトルよりケンカの方があってるような。4部は)。同じ学校の学生で、スタンド名はサーフィス:パーマンコピーロボットのように、人形に人物をまるっきしコピーする、という。どうやら性格までコピーするようで、悪い目的には不向きぽい(笑)。が、相手を痛めつけるには手間がかからんというか…嫌ーなスタンドだわー。自分は痛くないしねー。この巻は割りと平和的な…(笑)。ほとんどが康一君の話で、綺麗な女性に惚れられちゃったことで、数々の災難に合うという。女性・山岸由花子スタンド使いで、髪の毛を使って康一を我が物にしようとあれやこれや手を尽くす…。ホラーや昼ドラのかほりを漂わせつつ(笑)も、攻撃しようだとか「悪」な面は持ち合わせてないので、憎めないねー。のめりこみ過ぎてて怖いけど(笑)。で、彼女の元から逃げようとする際に、エコーズがバージョンアップ。擬音(だけなのかなあ?)を実感させる能力をゲット。じゅうううう、で熱さを感じるとか、ドヒュウウウで吹き飛んでいくとか。応用したら便利そうだなこれ(笑)。で、最終的にはガチバトルになってしまったけど、由花子の思いは変わらず。果たしてどうなるのかね、この二人。
次に出てきたのは料理人のスタンド使い。演出により怪しさを感じさせられていたが、全然怪しい人ではなかった(笑)。すごいいい人。スタンド名は書かれてなかったけど、食べた人をいい気分にする料理を作る…てことで、体の悪いところを治しちゃうという、スゲー能力。しかも料理は超美味しいっぽい…。ンまぁーーーいっ、だそうで(笑)。いいなーこれ。私もトニオの料理食べて悪いとこ全部治したい(笑)。
次はバトル。億安の兄を殺したスタンド(電気の中を通れる)が仗助の前に現れ、戦いを挑んできた。名前はレッド・ホット・チリ・ペッパー。…ややこしいな…(笑)。あとは、79歳になったジョセフが来日する、と。そこらへんでこの巻は終了。ジョセフ…どんなになってるんだろう。チリ・ペッパーとのバトルの続き。ギタリスト風の本体・音石明…変なキャラ(笑)。結構長いバトルだったけど、あんま面白くなかった(笑)。虹村兄の死を考えると、若干コミカルなバトルになってたのが切ない…こんなヤツに…みたいな。とどめも仗助がさして、その役目は億安に譲ればよかったのになあ。でも、本体の方は億安がガツンとやったから、そのほうがいいのかも、スタンドを倒すより。で、最後に仗助とジョセフが初顔合わせ。康一の「治さないから、いいんじゃあないか」がいい。いいセリフだわ…じーんとする…。それにしてもジョセフの姿は…。2部のあの男がこうなったか、とちょいと切ないなあ…。
初めて会ったためぎこちない二人だけど、そのさなかに透明な赤ちゃん、しかもスタンド使いを拾ってしまう! 赤ん坊なので「無意識」にスタンドを使っちゃう。まわりを透明にしてしまうので、あわや抱いてるジョセフが透明になるところだったという…。でもこれ、この子が大きくなったら…この能力をどう使っちゃうんでしょう、想像すると面白いかも(笑)。
ここで登場、岸辺露伴!! 4部の中でこの人が一番好きだ〜。自分の職業に誇りをもってて、確固たる意志があるのがいいね! きっと作者は、自分の漫画に対する思いを露伴に喋らせているのだろうと思う。妙にリアルなんだもの、セリフが(笑)。そしてそのスタンド能力ヘブンズ・ドアー)も面白い。会社の先輩は、露伴のスタンドが最強だと言っていた(笑)。確かに…。これで相手の意識が無くなるのやったら、もうやりたい放題…いや、書きたい放題だよな(笑)。
そんな露伴に気に入られた康一を助けるため、仗助と億安が露伴宅へやってきたとこで、この巻は終了。