ジョジョ第四部2

露伴とのケンカ(?)は終了。仗助にボコボコにされたのにペンを取り、執筆を始める露伴の姿に、愛おしいものを感じたんだ…(笑)。
次はまさかのネズミ。ネズミのスタンド使いを狩りに行く承太郎と仗助コンビ。ネズミのスタンドは、何かを撃ちあたったものを溶かすという、怖い力。クレイジーDで治せたけど、承太郎の手がッ、ドロドロにッ。やっかいなバトル相手だったなあ、ネズミ相手にザ・ワールドを使ったんだもの。最後は仗助の知恵により勝利。おバカだけど、なかなか頭働くよなー、仗助って。
お次は露伴と康一コンビの話。町の不思議スポットで、少女(杉本礼美)と愛犬の幽霊に出会う。4部のメインストーリーに入った、てところかしら。彼女らは15年前に殺され、町に今も地縛霊としているという…。この町には彼女らの他にも、同一人物に殺された人間が山のようにいる、てことで、二人は犯人を探すよう頼まれた。で、この少女の言葉が良かった。「あなたたち生きてる人間が 町の『誇り』と『平和』を取り戻さなければ いったい誰がとり戻すっていうのよッ!」。殺人犯云々でなくても、刺さるような言葉だよなあ…。
次はライトなお話だった。スタンド使いはちょっと遅れてる感じの中学生。…しかし、このスタンドはいいね…。ハーヴェスト…。どうとでも応用のできるスタンドなのかなー、ちっちゃいスタンドがいっぱいいて、本体の言うことを聞く、てな感じなのかね。本体の重ちーは、町の小銭を広い小遣いにしておった。仗助と億安と知り合ってからは、小銭だけでなく宝くじやらスタンプシールやらまで集め、現金・商品化するまでに至った。が、そこは皆で仲良く山分け…というわけにはいかないもよう。重ちーは欲が強いようだ。ヤな感じだー。対・重ちー戦…骨肉の争い(笑)。結構な流血バトル…血管に酒を注射したり、なかなかエグいというか…金が絡むとろくなことになりませんな、という教訓が…いやいや(笑)。結局重ちーは二人にボコられて一件落着になった…かと思いきや、なかなかそう簡単には決着はつかないもんだわねー。もう勝手にしろい、て感じ(笑)。
次。出た。四部のボス、吉良吉影。「静かに暮らす」がモットーの青年。…しかし、彼は女性の手首を持ち歩いておる…。人生の歩み方と、その猟奇的な部分が正反対な印象で、これまで読んできた中ですごーく特殊な敵だなあ。だからか、結構人気があるみたいだね。私も嫌いではないな〜。
しかし。色んなトラブルがあり、重ちーに手首を見られてしまう。『心の平穏』を乱す重ちーは、イコール敵とみなされ、吉良はスタンド能力を見せる…。キラークイーンの能力は触れた物を爆弾化させるもので、バトルの結果重ちーは死亡。…こいつあまり好きなキャラじゃなかったんで、何とも言えない気分。前巻の杉本礼美を殺害した犯人も吉良。…面白くなってきたー。
次に出てきたキャラは、辻彩(エステティシャン)。スタンド能力により、「幸福の顔」を作ってあげるという商売をしている。そこに訪れたのは山岸由花子。康一との愛(?!)を実らせるべく、お試しでやってみることに…。たった30分とはいえ、…私も「愛を捉えるメイク」やってほしー(笑)。しかも1500円て安いッ。それに、本人は人相や手相を見ることもできるみたいで…いいなあ(笑)。
お試ししてみた結果、効果は抜群!てことで、24時間の愛を捉える体(全身)にしてもらう由花子…そして望みどおり、康一とはイイ感じ! しかし…約束事をやぶってしまったことにより、変えた顔・体はおろか、元々の顔すら失ってしまい、失意の底に。気の強い彼女だけど、一度康一に声をかけられた時に「人違い」と言う、健気な面も持ち合わせていた…可哀相だ…。彩に食って掛かっているところに、まさかの康一が登場し、次巻に続く…。康一・由花子の恋物語の続き(笑)。情けをかけた(?)彩からの最後の試練、これまでの手術により記憶されている数々の「目元」の中から、自分のものを見つけ出せ。ここでもなかなか、康一・由花子それぞれが素敵なセリフを…。彼女の方は、康一に選んでもらうことを決意。どんな顔でも、どんな運命でも、彼が選んだ顔ならそれでいい、と。彼の方はそれを了承したものの、彩にエコーズの目を傷つけるよう頼む。そうすれば康一の目も見えなくなるし、そうすればたとえ自分が間違った顔を選んでも、見ることはできない。違う顔を見られるのを、由花子は嫌がるから、と。いやー…ええ話やのう。目を潰しても、仗助に治してもらえるから、というのを考えての行動だったのだろうか…と思ってしまう(笑)。お互いの言葉を聞いて、彩は彼女の顔を元に戻してあげた。良かった良かった。無事に康一・由花子も結ばれたし(^^)
次の話は、再び吉良。重ちーが最期に残した、犯人のものと思われる洋服のボタンを手がかりに、承太郎と康一が町で調査を始める…が、なんだこのコンビ(笑)。不思議なコンビだ(笑)。調査に入った店はまさしく! 吉良が関わっていた店で…突然というかやっぱりというか、スタンドに襲われる二人。キラークイーンの2つ目の能力、左腕(?)を飛ばし、温度の高い物を追撃、爆発することにより、あえなく承太郎が大怪我を…。2ページに渡るオラオララッシュをかまされても、硬くて壊せない。ああ…。それをきっかけに(?)、康一が覚醒(笑)。エコーズもパワーアップ。対象物を重くする能力(康一が近くにいればその重さも比例して重くなる)をゲット。おかげで、別場所にいた吉良が散々な目に。チンピラに絡まれるわ、左手が鉛のように重くなるわで、プッツン(笑)。いやしかし、チンピラに絡まれた後も、康一を追い詰めた時も、生活臭が漂うようなことを言うのでおもろい。落ち着きはらっているし。そこが魅力だなあ、やっぱし。とことん、『心の平穏』を保とうとするんだなあ。感心するくらいに徹底しておる。
三人とも大怪我を負った後、仗助と億安登場。「治してくれぇ」と頼む吉良に、仗助がいぶかしんで敵だと見抜いたわけだが…。でもその前に「俺が治してやるよ」て言ってるぞ…。あれ? …まぁいいか。血だらけになりながらも、「平和に生き延びる」と宣言しながら逃げる吉良。「幸福に生き延びる」とも言っていたな。ほんと徹底してるなあ。そして吉良は、彩のエステサロンに逃げ込み顔を変え、彩を爆弾化し死亡させ…。逃げ切った。何という…。
そして仗助と承太郎は吉良の生家に調査に乗り込む。学生の頃から意図的に目立たないように生活していた吉良だが、手の爪・足の爪の伸びた記録をとるという異常な趣味が露見。所見によると、伸びがいい年は絶好調なんだそうだ…うわあ。
調査中、再びスタンド使いに襲われる二人。なんと吉良の死んだ父親。写真の中で動くことのできる幽霊として、二人を襲った。撮られた写真には、父親と承太郎・仗助が。しかし二人は動けるはずがないので、写真の中で攻撃されてしまう。写真が破られれば、本人の体がそれと同じように分離…なんつうやっかいなスタンド。3部のハングドマンみたいだなあ。手も足も出せないというのは。しかし承太郎の機転により、父親のみを写真に閉じ込めることに成功。…何でこんな父親からあんな子どもが生まれ、ああいう成長の仕方をするんだろう。不思議すぎる…。逃亡後の吉良が登場。川尻浩作として、妻と息子のある家庭にいた。元が美形だっただけに、この変貌は…(笑)。目が真っ黒で何か怖い。迫力もあるし、威圧感を覚えるな…。
しばらく続くのかと思いきや、吉良の話は一旦終わってしまった。次は露伴と少年のジャンケンバトル。何か凄絶だった(笑)。けど、いまいちよく分からんまま終了してしまった(笑)。でも相手のエネルギー(スタンド?)を吸収できるという少年のスタンドだが…、子どもにはやや扱いの厳しそうなものだねー。悪用も可ッ。ジャンケンに3回勝つという条件があるけど。うーん。どうも何か、好きなバトルじゃなかったなあ。
あ、また吉良。筆跡をモノにしようとたゆまぬ努力をしておる…のを、息子に盗撮盗聴されてる。おいおい小学生だろうー盗撮とかないわー。陰険ッ。
そして久しぶりに仗助と億安登場。新たなキャラで出てきた天然宇宙人がおもしろい(笑)。スタンド使いかと思いきや、そうじゃないみたい。名前は…ミキタカでいいのかね(笑)。変身能力を持ってて、それに目をつけた仗助に利用されるミキタカ(笑)。露伴にチンチロリン勝負を持ちかけるが、なぜか本気で挑む露伴。…指つめちゃったよ! しかも小林玉美まで呼んじゃって、仗助絶体絶命…。イカサマしづらい雰囲気だ。鋼の精神力があれば、玉美の錠もかからない…のかな? でも仗助じゃ無理だねえ(笑)。若いし。