神の雫1
- 作者: オキモト・シュウ,亜樹直
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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何よりもすごいのが、ワインの表現。こういう世界があるんだ、と目からウロコだったなあ。香りや色もたくさんあって、味を言葉で表すのとか、なんとも壮大。音楽であったり絵画であったり。そうやって味わえるのって、楽しいだろうなあと思う。
絵も好き。すごーく丁寧。主人公の神咲は、ちょっとデスノの月に似てる(笑)。でも純粋にワインを愛してたり、ちょいとお馬鹿なとこは似ても似つかん(笑)。
ストーリーは、主人公の父親(世界的なワイン評価者)が死去してからが本筋。彼の遺言には、12本と至高のワインがその人の言葉でしたためられており、それをヒントに13本のワインを探していくというもの。主人公・雫のライバルもちゃんといて、ワイン評論家の遠峰。…この人あまり好きでないけれど。ワイン探しのために色んなものを利用、特にローランをそうしてる(ように見える)のがちょっとなあ。
他の登場人物も味があっていい。ロベール先生とか、ワインバーのマスターが好き(笑)。