富豪刑事

富豪刑事 (新潮文庫)

富豪刑事 (新潮文庫)

大御所でありながら、この作家の本を読むのは初めて。いやー、ドラマ見たくなったね(笑)。主人公が男性→女性(ふかきょん)に変わったのはちょっとばかし残念だけど、許容範囲内!
面白かった!! まさにタイトルの通りの富豪ぶりに開いた口がふさがらん(笑)。捜査のために大金をかけてとんでもない舞台をつくっちゃったり、コネクションを利用しまくったり…いいぞもっとやれ!的な(笑)。ま、お金を持ってるのは主人公・大助の父親なのだが、この父親もまたいいキャラしてる。刑事となった大助の働きっぷりを聞き、おいおいと泣いて痰をつまらせ死にかけるとか…これが毎回恒例だから面白い(笑)。この父親のほかにも、大助の家にいる人は好感を持てるなあ。
続編出ないかな〜。もっと読みたいわ〜。でもこれ、私が生まれる前に刊行されたものだし、無理だろな(笑)。
1978年5月刊行。