人形式モナリザ

人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)

人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)

Vシリーズ2作目。
あのう…ホロクサさんて信用してもいいのだろうか…立て続けにさ…(笑)。でも3作目からもホロクサって出るんだよ…ね? 何なのあの人(笑)。
今回は、登場人物の大学生陣は夏休み。タカナシ君のバイトするペンションに、皆が遊びに行くところからスタート。「乙女文楽」とモナリザがこの話のポイント、というか物語の設定。
私の好きな紅子さん、元旦那の林氏がこの話でも出てくるのだけど、離婚の原因となった女性も登場! 最期あたりの静かな戦い、すっごい怖かった…ガクブル。どっちも激情をはっきりと出さないクールなタイプなので、余計に怖かったわ…。そりゃ大学生陣もびびるって。それにしても、それほど愛してるのなら何故紅子は離婚したんだろ…。やはり、外で子どもが出来たとなったらプライドが許さないのかなあ。…紅子にプライドって、何だか似合わないけど…。プライドよりも、アイデンティティみたいなものの方が近いような気がする…。
本筋は、何だか不気味な最後だったな…。読解力が乏しいもんで、いまいちちょっと理解できなかったんだけど、犯人にとっての悪魔=お義母さまってことは…。…ややこしいな…自分を操ってる人、つまり…家の中では上下の厳しい関係だった、てこと? あーわからん!!(´・ω・`)
1999年9月刊行。