漂流教室1〜2
- 作者: 楳図かずお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/07/01
- メディア: 文庫
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独特の世界観だ…。そして主人公の翔はすごいなあ。恐怖をおさえつけられる理性を小六にしてもっているとは…。そして、まず大人からおかしくなっていくのが、じわじわと怖くなるな。給食のおじさんよりも担任の先生の方が怖いわ、一見冷静なのに実はおかしくなってしまっているとか。子どもからするとすっごく怖いよなこれ…。
しかし、文庫1巻の巻末にある解説みたいな文、読んじゃったんだけどネタバレじゃないかコレ?! 読んで、「えっ」と思ったよ。せ、せつない…。
突然学校ごと未来へ→混乱→まとまる6年生、先生達がいなくなる→怪虫出現、スケバン登場(小学生だけど)→怪虫が学校へ…。虫の襲撃によって死人が増えた…これ、最終的に生存者はどれくらいになるんだろう。怖いわ…。
面白いなと思ったのが、未来と繋がっているところだなあ。翔の母が、息子を助けるためにホテルの部屋にナイフを仕込んだところはちょっと熱かったな。それまでの行動がアレだっただけに、ついに狂ってしまったか?!と思ったけど…母の愛は強いなあと思える場面だった。