逃亡弁護士 成田誠 1〜2

逃亡弁護士成田誠 1―孤独と絶望の法律運用ドラマ (ヤングサンデーコミックス)

逃亡弁護士成田誠 1―孤独と絶望の法律運用ドラマ (ヤングサンデーコミックス)

タイトルどおりの漫画。面白かった。
指名手配されているけれど、冤罪を主張し逃亡を続けている元・弁護士が主人公。バイト(?)先で出会う人々に助言等をしてあげるのだけど、その度に指名手配犯であることがバレる。逃げる。新しいバイトへ。助言。ばれる。逃げる。このループ。ハラハラするわ。
逃亡とはいっても、都内から出ようとはしないもよう。自分に不利な証言をした事務員を探し、話をするためとのことだが…。それならせめて手配写真そのままの姿でいるのはやめたほうがいいのではないかしら。髪の毛のばすとか、めがねするとかさ。おまけに接客業ばかりついてるのも、危うすぎてハラハラする!
彼を追うのは、警察は勿論、検事と、殺された人の娘。検事は、逃亡犯としての成田を粘り強く追いかけている。事実がどうかは、捕まえてから、とのこと。冤罪を主張しながらも逃げ回る、という点が気に入らないそう。
突っ込みどころは色々とあるけれど、面白い。成田によって助けられた人が、彼が逃げるのを助ける流れになるのがいいな。根はいい人ばかり。…多分。
今後はどうなるのかな。冤罪が晴れることを願うけれど、それはこの漫画の終了を意味する…もうちょっと彼が人助けをするのをみたいし、被害者の娘とはどう接することになるのかが気になるし…ジレンマだなー。