サトラレ 1〜3

サトラレ(1) (イブニングKC)

サトラレ(1) (イブニングKC)

可愛らしい絵柄で楽しく読めそう…と読み進めていくうちに、「お、重いっ(涙)」となる。でも止まらない、じっくり読んでしまう。
サトラレを知ったのは、何年か前に見た映画。安藤君主演で、泣いたなあ…オペのシーンは…(涙)。なので記憶にはしっかり残っていたタイトル。で、漫画を読んでみた。
基本的に一話完結で、主人公はサトラレの人たち。西山が主人公の話は、わりかし楽しく読める。…けど、小松委員(恋人)が妊娠したことで、シリアスになりそう…。大臣の暴走未遂にはハラハラしたわ! トップがこれかよ…と絶望的になった…なぜだろう、今の社会とかぶっている気がするわorz
でも子どもが生まれるのも幸せそのものじゃないんだよなあ…切ない。西山本人にとっては幸せなことであり、小松にとっては素直に喜べる事案ではない…切ない…。
あとは、女の子サトラレのりんの話も好き。お父さんの気苦労は察してあまりあるけれど…元気一杯だから読んでて楽しい。
他にも色々な話があったけれど、機会あればサトラレを抹殺しようと、どす黒い思惑を持っている何とかいう男(研究者だっけ?医者?)は嫌だ。あれはいかん。何とかして潰して(潰れて)くれないかなああの人物。
あと自分がサトラレだと知ってしまった少年の話もきつかったなあ。保護法ができてからは初めて何だっけ、自覚しちゃったパターンは。頭の中がダダ漏れというのは…考えるだに恐ろしい…ガクブル。そんな運命を背負っちゃった少年、無人島で暮らすのはよい選択なんじゃないかなあ。大人(サトラレ・自覚)も一緒にいることだし。