万能鑑定士Qの推理劇1

人の死なないミステリでは一番!好きなシリーズ。一気に読んじゃう。登場人物もかなり魅力的。勉強になる?ことも多いし、時事ネタもちょこし盛り込まれているのがいい。文庫に挟まれているチラシ?には、主要登場人物(莉子、小笠原、なぜか葉山刑事)のイラストが描かれていて、美男美女ばかりなのもいいかも(笑)。ただ、個人的には小笠原と葉山はちょっとイメージが違う。莉子はぴったり過ぎるほどにぴったり。
シリーズ名を一新し、リスタートをきった今シリーズ。宝石鑑定バトルが話のメインかと思いきや、ものすごい規模の大きな狙いが潜んでいた…。キーワードは「グレーの生地」…。この手の展開は初めてではないけれど、毎回毎回びっくりする。一番びっくりしたのは一作目。大真面目にとんでもない展開に話をもっていくのだけれど、読み手に「ゴクリ…」とさせる。これがすごいと思っておる。
莉子と小笠原の距離はちょこっと縮まったっぽい。最後、莉子の実家で二人っきりで花火するシーンは良かったなあ。いい雰囲気。これくらいがちょうどいいなあ。本人達には悪いけれど(笑)、進展するとつまんない(笑)。
そして2が今月末くらいに発売予定とのことで。楽しみすぎるー!!