黒鷺死体宅配便 2〜4

あとがきを読んで、やっぱこの原作者の考え方は嫌いだと再確認。何かは忘れたけど、過去にも何かを読んで似たようなことを思ったことがあった。何巻のあとがきだったかな。ものすごい都会的感性というか何というか。そんなことはさておき感想&あらすじ。
1巻を読んで以来続きを読むのはすっごく久しぶり。登場人物の設定とか完全に忘れておった。死体に触れるとその魂?と会話のできる唐津ダウジングで死体を捜せる沼田、宇宙人とチャネリングする谷田、エンバーマーの牧野。彼らをまとめる女性があと一人で、活動をしている。表稼業は引越し屋、裏稼業は死体と交渉して願いをかなえてあげる、というもの。
2巻。葬儀屋でありながら、裏ではエグい復讐サービスを行っている会社との話。社員の中に反魂の術を使う能力者(女)がいて、それにより被害者遺族が加害者に復讐を行うという…。こんな反社会的な内容よく思いつくもんだ。おっ、と思ったのが、凶暴化した蘇りを止める最後あたりのシーンで、キノコ頭でいつも目が描かれてないチャネラー君の目が一コマだけ描かれたとこ(笑)。意外と目つきが悪くて怖かった。宇宙人とのチャネリング自体、本当のようなのだけどどうにも、やばい人という印象がぬぐえなかっただけに、結構見方が変わってしまった。目一つで…(笑)。新たに登場した、笹山なる協力的なおっちゃん刑事が好き。
3巻。短編が3つ。臓器売買、自殺サークルによる鬼ごっこ、頻発する飛び込み自殺の謎。臓器売買の話、スーパードクターKを思い出した。確かそんな話があったはず。
4巻。こちらも短編がいくつか。意識生命体なる、体を持たない宇宙人を宇宙へ返す話、人体標本の話、霊能探偵、寄生虫の話の4つ。とにかくもう、最後の寄生虫の話は見開きページが気持ち悪くて気持ち悪くて! 誰の魂と会話して話が展開していったかもほとんど覚えてない。他の話だとなんとなく覚えているのだけど、この話はインパクトが強すぎた。ウゲェ。絵もそうだし、「鳥になりたーーーい」「鳥に食べられたーーーい」のセリフもゾゾッとした。